MCA8000A
ここで示すエクセルのファイルは最低限の機能を示すもので
実用的なものではありません。
- AMPTEK社のページからMCA8000Aのページ、SoftwareDownloadのページ
からMCA8000A用のWindows DLL(Dynamic Link Library)をダウンロードする。
- 上記を展開してMCADLL.dllをExcelのファイルと同じフォルダかsystem32
のフォルダにおく。
- エクセルのファイルはMCA8000Atest.xls
- 上記ファイルを実行。ただし「マクロを有効にする」を選択。
実行時のようす
- [B9]にMCAをつないだComportを、[B8]にチャンネル数を入力。Comportは
たとえばCOM4なら整数の4、COM1なら整数の1を入力。チャンネル数は2の累乗に
丸められる。
- エクセルの「ツール」「マクロ...」をあけると、MCA8000A制御の関数
のリストが現れる。
- 関数を実行すると返値がB1からB5に示される。正常終了すると0
それ以外のとき負の値になる。また、計測中にはB6が1に、
停止中にはB6が0になる。
- 関数
- MCInit() MCA初期化と接続
- MCConnect() MCAに接続(初期化は行わない。したがって計測中でも実行可)
- MCClose() MCAの接続をきる(測定中も実行可、測定中なら測定を継続)
- MCStart() MCAスタート
- MCStop() MCAストップ
- MCRead() 全チャンネルのデータを読む。C列に読み込んだ値が表示される。
- 関数の中身を編集したければ、「ツール」「マクロ...」「Visual Basic Editor」
をひらき、「表示」「コード」をおこなって、Module1(コード)を編集する。
- Declare Function .... Lib "PmcaDll.dll"の引数などはPmcaDllのマニュアルを
参照すること。
- エクセルで「ボタン」を使ったファイルMCA8000Atst2.xls
- 注1、AmpTek社のホームページにもあるように、シリアル番号3660以前の
MCA8000AはPCのマザーボード上などにあるFullのRS232からでないと、
通信を簡略化された市販のUSB-RS232変換器では動きません。
メーカで有償でファームウエアの
バージョンアップを行ってくれます。
- 注2、最近のノートPCはRS232を装備していない場合が多いので、
シリアル番号3660以前のものをノートPCで使うことは困難になりました。
- 注3、PCMCIAのRS232でMCA8000Aに使えるものもあるようですが、
最近はPCMCIAカードスロットも装備していない場合も増えたのでさらに
状況は悪くなりました。QUATECK社製DSP-100というPCMCIAカードは現在(2010年)
も入手可能で、実際に旧バージョンのMCA8000Aで使えました。