Measurement and Control System with LabView 6.1 and GPIB-ENET/100
LabVIEW6.1とGPIB-ENET/100を用いた磁場制御プログラム

注意: ここにあげた文章はあくまでメモ程度の参考であって 正確さを保証するものではありません。

LabViewライブラリ(llb)の使用
ハードウエアに依存する通信の設定などはまとめてライブラリー化しておくと 使い勝手がよい。
HP(Agilent Technologies)社DC電源(HP66xxA)、デジタルマルチメータ (HP34401A)、Textronix社デジタルオシロスコープ(TDSシリーズ)などのメジャー な測定器のライブラリーはNational Instruments社の NI Developer Zone -Instrument Driver Netwoek- Downloads からダウンロードできる。ダウンロードしたファイルを所定の位置(\inst.lib)に インストールすると、[関数][計測器I/O][計測器ドライバ]から使うことがで きる。個人的に作ったライブラリなら、

SCUとの通信
SCUとの通信はUNIXで標準的に用いられるTCP Socket通信を用いる。このため のライブラリーは標準でLabView6.1に用意されている。最も基本的な通信の流 れは
  1. 「相手先とつなぐ(open)」
  2. 「相手先に書き込む(write)」
  3. 「相手先から読み込む(read)」
  4. 「相手先との接続を切る(close)」
となる。ここで1,4はかならず行い、2,3は必要に応じて何度でも繰り返すこと ができる。もっとも簡単な例を示すと
で、この例では、 実際には一回の操作を するために毎回Open Closeをするのは効率的ではないので、Whileループや Forループを用いて操作を繰り返すようにつくる。
使用に際して与えるべき情報は、 である。

エコー電子製NMRの読み出し。
エコー電子製NMR装置は先ほどのSCUの例と異なり、GPIBによりデータを読み出すが、 通信のハードウエア、ソフトウエアが異なっても、ライブラリ化しておけば 見掛け上ほとんど変らない感覚で使用できる。

この例では、
  1. GPIBデバイスに接続(ECHO Open)
  2. NMR値、Hall値を読み込む(ECHO Read)
  3. NMR lockしているかのstatusを表示
  4. 2, 3を10回繰り返す。
  5. 接続を閉じる(VISA Close)
をおこなう。closeの際に用いる関数が異なることに注意

旧Raiden磁場制御の例
この例では、これまでの例で紹介したライブラリーを用い、

をおこなう。 パネルの説明