竹とんんぼを作る
普通竹とんぼに比べて翼の仰角を小くつくり、回転速度に対して揚力が
小くなるようにつくる。そうすると、垂直には殆ど上昇しないが、
飛ばすときに前に傾けるとほぼ水平にとぶ。揚力が小さいぶん抵抗も
小さいので高速な回転が持続し、まっすぐ水平に10mくらい飛ぶ。
(注意)回転がはやく、目に当ると大変危険。人が前方にいないことを
確認して十分注意して飛ばすこと。
翼の先端を丸めておくなどの処置をすること。
上昇はしないので飛ばす本人は安全だが、自分より背の低い子供
などには特に注意すること。
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材料をみつくろう。このくらいの長さと厚さがあれば十分。
(台のマスは5cm x 5cm)富山名産の駅弁「ます寿司」の竹が最適。
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翼のはばに竹を割く。1.5cmから2.0cm弱。切り出しナイフを
あてて、金槌で軽く叩きナイフの刃を竹に喰い込ませてから。
ナイフをひねりながらゆっくり割く。意外にあっさり竹の繊維に
そってさける。
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翼の厚みに竹を割く。0.5cm程度。
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ナイフをひねりながらゆっくりと竹を割いていく。
ナイフをひねる方向を変えて厚みが一定になるように調整しながら割く。
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飛行機の翼が左右で捻れた形にする。古い竹を使ったので削った部分の
色がはっきりしないが、手前は左側、向こうは右側を削ってある。
(右利用、つまり飛ばす際に右手を前に押し出す)。
裏返しても同じになるように削る。
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慌てずゆっくり削りたして、翼の形(前が2mm程度上っていて、少し
厚い)にする。迎角は小さめに。5度程度でしょうか。
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キリで2個所穴をあけて翼はできあがり。
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通常の竹とんぼの場合は、迎角を大きくする。6と比べてみてください。
迎角を大きくすると揚力がおおきくなり垂直に上昇する。
そのかわり空気抵抗が大きいので回転が持続しない。
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軸をつくる。まずのこぎりで先端に切れ目をいれておいてから、
切り出しナイフで切れ目をいれておいたところまで割く。勢い余って
先まで割かないようにゆっくりと。
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軸の先を加工する。翼の穴に合うようサイズをみながら加工。
軸が太すぎると十分回転速度を上げることができない、一方細くしすぎる
と高速に回転出来るが、力は入りにくくなる。
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できあがり。