Queen Mary IIの模型を作る その4<
- 耐水ペーパーで磨きます。#800(とても粗い)から
#2000(かなり細かい)まで4種類使いました。
- 色を塗ります。ホームセンターなどで売っている普通の
水溶性アクリル塗料を使いました。
マスキングテープで、塗らない部分を被います。
- 大体乾いたら色が重ならない別の色を塗ります。
子供は当然色ぬりとかは大好きです。でもこちらは大真面目でやっているので
失敗は許されません。そうするとどうしても塗りかたなど細かいことを
とやかくいってしまいます。また色ぬりで大事な個所は子供にもわかるらしく、
そんなところを塗りたがります。これまた失敗されてはこまるのであとで修正の
きく単調な個所をぬらせようとしてしまいます。そんなこんなで子供はすぐあき
てどっかにいってしまいサッカーとかをやり始めてしまいます。
そうすると嫁に対する「これは教育の一貫である」と
いう私の主張の根幹が揺らぐので子供たちを引き付ける工夫をしなければ
なりません。また失敗を体験しなければ”教育効果”もあがらないでしょうから
なやましいところです。
じつはこれ、大学院生と実験するときも全く同じことがいえるんですよねえ、、、

- よく乾燥させたら、耐水ペーパーで磨きます。
- 失敗1、粗いペーパーで磨きすぎたので、一部塗装面が剥れてしまいました。
もう一度塗りなおさないといけません。パテにしろ、塗料にしろ最近の
材料は失敗しても全体が台無しということにはならないのが便利です。
昔はもっと一発勝負で失敗が許されないことが多かったのでしょう。
一木つくりなんてちょっと欠けたらおわりですから。
- 失敗2、乾燥が少し足らなかったため、耐水ペーパーで削りとった塗料が
水で解けて別の所に色うつりしてしまいました。(はずかしいので写真は撮
ってません。乾けば水には溶けないとはいえ、充分乾燥させても
色がうつるようなので、最後に黒を塗るときはなにか工夫をしないといけない
ようです。
- 失敗3、はけの選択をあやまりました。毛が硬過ぎて滑かに塗ることが
出来ませんでした。耐水ペーパーで磨くので構わないといえば構わないんですが、
あまりにくっきり毛のあとが残ってしまいます。樹脂製のはけだったので毛が
硬過ぎたようです。新たに動物の毛のはけを買ってみましたが、こんどは毛が抜けて
しかたがありませんでした。店にはもっと値段が高いのが置いてありましたが、
そんなのはもっといいんでしょうか。
「弘法は筆を選ばず」といいますが、現代自然科学においては(ほぼ確実に)
優れた実験結果は優れた実験装置から生れます。が、逆は必ずしも真ではない
(優れた実験装置をつかったからといって優れた結果が得られるとはかぎらない)
のは今も昔もかわりません。
- プラモデル用のコンパウンド(研磨剤)で軽くみがくとあっというまにピカピカ。
息子には
「本物の船はこんなにピカピカじゃないよね」といたいことをいわれました。

また息子に「どうして船の底はみんな赤色なのか」ときかれました。
たぶん錆止めの色が赤いからだろうと答えたら、
「どうして錆止めは赤いのか」とさらに聞くので、
錆止めには錆びた鉄が入っていてその色が赤いからだと答えて
おきましたがどうなんでしょう。子供に何かを聞かれたら、相手が理解していようが
いまいが気にせず真剣に答えることをポリシーとしています。
- 最後に黒を塗らないといけませんが、色移りしないようになにか工夫を
しないといけません。
たった4ページで文体が結構変化してしまいました。