研究内容

 

主担当:小堀

  1. 箇条書き項目半導体・遷移金属酸化物に関する量子輸送現象の研究


  2. 箇条書き項目強い電子相関や乱れた系の物性物理の研究


  3. 箇条書き項目遠赤外光(テラヘルツ光)を用いた基礎および応用物性の研究




    主担当:山崎

    放射光などの光を使って,強相関物質等の電子状態や磁性を明らかにする研究を行っています.

  4. 箇条書き項目イリジウム酸化物の電子状態の研究

 イリジウム(Ir)は重い元素です.このイリジウムの化合物では,5d電子状態がフェルミ準位近傍にあり,3d遷移金属化合物における3d電子状態よりも10倍ほども大きなスピン軌道相互作用のため,新奇な物性が発現しています.このようなイリジウム化合物の中でもイリジウム酸化物について注目し,バルク電子状態について研究を行っています.


  1. 箇条書き項目新奇鉄系超伝導体の電子状態の研究
       最近発見され,世界中で精力的に研究が進められている鉄系超伝導体について,放射光施設や本学内において光電子分光を行い,バルク電子状態や超伝導発現機構に関する研究を行っています. この中で最も単純な構造を持つ鉄とセレンの化合物(FeSe)において,他の鉄系超伝導体よりも電子相関が強いことを示す結果が得られました.

  2. 箇条書き項目ホーランダイト型バナジウム酸化物のバルク電子状態の研究
         温度を変化させることで金属絶縁体転移が起こるホーランダイト型バナジウム酸化物の電子状態を光電子分光により調べています.


  3. 箇条書き項目遷移金属や希土類を含む強相関物質のバルク電子状態の研究
        たとえば,プニクトゲン原子12個からなる大きな籠を結晶中に持つスクッテルダイトは,籠の中に希土類原子を充填することで,重い電子状態など特異な振る舞いを示します.このような希土類充填スクッテルダイト化合物などに対し,高エネルギー放射光などを使ってバルク(固体内部)の電子状態を明らかにしています.

  4. 箇条書き項目磁性体の軟X線光吸収磁気円二色性の研究
         円偏光した放射光を励起光源として用いることにより,磁性体に含まれる元素の吸収(遷移金属の2p-3d吸収や希土類の3d-4f吸収領域)において,円二色性(左回り円偏光と右回り円偏光とで吸収に差が見られること)が観測されます.これらを調べることで,磁性元素のスピンや軌道角運動量を元素選択的に調べることが出来ます.

  5. 箇条書き項目クラスターモデル計算による光電子スペクトルの研究
     光電子分光や吸収分光の実験で得られたスペクトルから,電子状態に関する詳細な情報を取り出すために,ワークステーションを利用して理論計算を行っています.

    このほかにも,実験室で光電子分光の実験を行います.